閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状は、睡眠時の大きないびき・断続的な無呼吸・頻回の中途覚醒、日中の強い眠気などです。睡眠時無呼吸症候群(SAS)には閉鎖型と中枢型があり、いびきが問題になるのは閉鎖型睡眠時無呼吸症候群です。閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状のいびきは特徴的です。閉塞型睡眠時無呼吸症候群の原因は上気道の閉塞です。この原因の元には肥満など生活習慣が大きく関わっています。
閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状は、睡眠時の大きないびき、断続的な呼吸の停止(無呼吸)、頻回の中途覚醒(睡眠時に何度も目が覚める)、浅い眠りのために日中の強い眠気や集中力の低下などで、社会生活に支障がでます。閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状のいびきの特徴は、音が大きいだけでなく、大きないびきが突然止まって静かになり、暫らくしてから「グァ」といった衝撃音のような呼吸音を発することです。大きないびきの後の静けさは無呼吸状態によるもので、「グァ」という呼吸音は無呼吸状態から脱しようとするときの呼吸音です。これら閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状は家族など同居人が気づくことが多いです。同居人がいない場合は閉塞型睡眠時無呼吸症候群(SAS)に気づくのが遅れて、知らぬまに症状が悪化して、例えば、運転中の強い眠気のための事故を引き起こしてしまうことさえあります。
閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状の日中の強い眠気はどうして起こるのでしょうか?睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠をおよそ90分周期で繰り返します。睡眠時無呼吸症候群の症状の無呼吸は眠りが深いノンレム睡眠のときにも起こります。ノンレム睡眠のときに無呼吸がおこるとレム睡眠に変わりますから、無呼吸回数が多いと深い眠りを得ることができず、いくら睡眠時間が長くても脳が休むことができないため日中に強い眠気を引き起こします。睡眠時無呼吸症候群とは、無呼吸(10秒以上呼吸が停止している)が睡眠7時間中に30回以上ある場合、もしくは、睡眠1時間中に5回以上ある場合です。
閉塞型睡眠時無呼吸症候群の原因は、睡眠時に上気道筋が弛緩することで舌根部や軟口蓋が喉に落ち込んで気道が閉塞することです。気道の閉塞の原因で先ず挙げられるのが肥満です。肥満は、いびきや閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の最大の原因といわれています。肥満により首の周囲や喉の内側にも脂肪が付着して上気道が狭くなった結果、呼吸が大きくなり、いびきをかきやすくなります。肥満で舌も肥大してしまうことがあります。舌が大きくなる分気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。体重が増加するにつれて、いびきをかきやすくなり、いびきの音も大きくなる傾向があります。首が太い肥満体型の人に閉塞型睡眠時無呼吸症候群が多いといわれ、特に肥満度の高い人を肥満低換気症候群(ピクウィック症候群)と呼びます。肥満解消がいびき解消に繋がります。ですが、閉塞型睡眠時無呼吸症候群の原因となる気道閉塞の原因は肥満だけではありませんし、日本人では肥満が閉塞型睡眠時無呼吸症候群の原因でないことも珍しくありません。いびきをかく人の殆どが口を開けて寝ています。口を開けて寝ていると顎が下がることで舌の根元が気道に落ち込んで気道を塞いで呼吸ができない無呼吸状態に陥ります。
病的ないびきのある閉塞型睡眠時無呼吸症候群が心不全・脳血管障害・呼吸障害を引き起こす原因になる確率が高いとの臨床結果があり、病的ないびきは危険信号と考えられます。閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)には効果のある治療法も確立されていますし、専門医も増えています。いびき防止や効果的な対策グッズもあります。閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の治療することで、いびき解消のみならず、社会生活の障害の原因を取り除き、周りの人の快適な睡眠も確保しましょう。
※睡眠時無呼吸症候群とは睡眠障害の一種です。閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)・中枢型睡眠時無呼吸症候群(CSAS)・混合型睡眠時無呼吸症候群があります。睡眠時無呼吸症候群の90%以上が閉塞型睡眠時無呼吸症候群といわれています。中枢型睡眠時無呼吸症候群とは、脳血管障害や心不全などによる呼吸中枢障害が原因とされています。

