いびきのメカニズムは、呼吸のメカニズムと深く関係しています。いびきとは、睡眠時に上気道(鼻腔から喉頭までの空気の通り道)が何かしらの原因で狭められることで、呼吸をするときに空気抵抗が大きくなって、上気道の粘膜が振動して振動音を発生させます。これが、いびきのメカニズムです。いびきの原因が異なっているとしても、いびきのメカニズムは同じです。
いびきのメカニズム
いびきの原因
いびきの原因には、疲労・肥満・飲酒・身体的特徴・老化・病気などが挙げられます。ですが、いびきの原因は人それぞれ異なり、いくつかの原因が重なっていびきをかいていることも多いようです。いびきの原因を突き止めることがいびきの防止・改善・解消への第一歩と考えられます。そして、積極的にいびき解消や防止対策を講じて、必要ならば適切な治療を受けるようにしましょう。
いびきの種類
いびきの種類は症状によって分類されます。いびきの種類は、単純いびき症、上気道抵抗症候群、睡眠時無呼吸症候群(SAS)(閉塞型睡眠時無呼吸症候群)の3種類に大別されます。いびきの種類の中で最も多いのが単純いびき症です。単純いびき症は睡眠時無呼吸症のように呼吸が止まることはありません。上気道抵抗症候群も睡眠時無呼吸症のように呼吸が止まることはありません。
子どものいびき大人のいびき
子どものいびきと大人のいびきでは、いびきの原因が大きく異なります。子どものいびきの原因はアデノイド肥大・扁桃肥大・鼻疾患で、子どものいびきの原因の95%がアデノイド肥大・扁桃肥大といわれています。大人のいびきの原因は肥満・加齢・飲酒・ホルモン分泌異常など様々で、大人のいびきの原因には生活習慣が大きく関係しているといわれています。
睡眠時無呼吸症候群の症状
閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状は、睡眠時の大きないびき・断続的な無呼吸・頻回の中途覚醒、日中の強い眠気などです。睡眠時無呼吸症候群(SAS)には閉鎖型と中枢型があり、いびきが問題になるのは閉鎖型睡眠時無呼吸症候群です。閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状のいびきは特徴的です。閉塞型睡眠時無呼吸症候群の原因は上気道の閉塞です。この原因の元には肥満など生活習慣が大きく関わっています。
睡眠時無呼吸症候群の治療
いびきを伴う閉塞型睡眠時無呼吸症候群の治療は、いくつかの検査がありますが標準検査である睡眠時ポリグラフ検査の後に、閉塞型睡眠時無呼吸症候群の原因や症状の程度によって治療方針が決められます。いびきを伴う睡眠時無呼吸症候群の治療には、生活習慣の改善指導に始まり、原因を取り除く外科的治療(手術)や歯科装置(マウスピース)などがありますが、症状がある程度以上になると、CPAP療法(シーパップ療法)という治療が一般的です。
いびきの治療いびき外来
いびきの治療は、いびきの原因を取り除くことになります。肥満傾向にある人は体重減量療法、鼻閉(鼻づまり)・扁桃肥大・アデノイド肥大なら耳鼻咽喉科で検査診断と治療・手術が行われます。いびきの症状があって治したいけれど、どの科か良いか分からない・いびきの原因を知りたいなら「いびき外来」のある病院をおすすめします。いびき外来とはいびきを専門に扱う専門外来です。総合病院のいびき外来ならば、いびきの原因がわかれば専門の科でいびきの治療を受けられるメリットがあります。
いびきの防止対策
いびきの防止対策はあるのでしょうか?いびきの原因を取り除くことのがいびきの改善解消になります。いびきの原因が肥満ならば、ダイエットと適度な運動がいびきの防止対策になります。食生活の改善と適度な運動が「いびきをかかない方法」「いびきを止める方法」となるわけです。肥満解消でいびきが改善解消されることもめずらしくないようです。他の生活習慣改善もお忘れなく。
いびきの止め方
「いびきをかかない方法」「いびきを止める方法」はあるのでしょうか?「いびきがうるさい」「いびきがひどい」と言われていませんか?睡眠時の工夫でいびきをかかない方法を実践するなど、いびき防止対策をしましょう。マウスピースなどのいびき防止グッズを利用するのもいびきの止め方のひとつです。ただ、病的ないびきや、いびきの原因が病気の場合は適切な治療が必要です。いびきの悩みをかかえている・いびきを治したいなら、いびき外来などのいびき専門医に相談することをおすすめします。

