全身に大量の汗をかく全身性多汗症は、手掌多汗症などの局所多汗症と同様に大きな悩みになってしまうことがあります。 全身性多汗症の原因が多岐にわたることや症状の程度にも幅があるため、それぞれに応じた検査・治療が必要になります。全身性多汗症の原因が病気である場合は、その病気の治療が優先されます。急に汗をかくようになったなどの症状が現われたら、先ず内科で診察を受けるのが良いでしょう。肥満や一過性のストレス・疲労が全身性多汗症の原因になっていることもあります。
全身性多汗症とは、大量に汗をかく部位が全身にわたっている多汗症を指します。全身に大量の汗をかく全身性多汗症では、内科的な全身性疾患の病気が原因として潜んでいることがあります。その場合は元の病気の治療が優先的に行われます。全身性多汗症を引き起こす病気としては、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、糖尿病、リウマチ、褐色細胞腫、膠原病などの病気が挙げられます。また、循環器系・呼吸器系の疾患・中枢神経の内分泌異常・代謝異常も考えられますし、結核などで全身の衰弱が原因になっていることもあります。更年期障害(更年期不定愁訴症候群)でも多汗症が一つの症状として現れることがあります。病気以外では、一過性の極度のストレスや疲労が一過性の全身性多汗症の原因になっていることもあります。肥満は様々な病気につながるリスクファクターですが、全身性多汗症も肥満が引き起こす一つの症状です。
急に全身に大量の汗をかくようになった、汗かき体質だったけれど今迄以上に汗をかくようになった、などの汗のかき方に変化が見られるようなら、多汗症の治療に目を向けるのではなく、先ずは病院で病気がないかどうか診察を受けることをおすすめします。ただ、汗に詳しい医師が多いとはいえず、内科での一般的な検査では発見できない病気もあります。内科の一般的検査で異常がないなら神経内科的な検査も必要かもしれません。諦めないでください。

